ウィスコンシン医科大学によるLED光による治癒効果の検証

WIRED VISIONによると米軍の資金援助をうけレーザー光線によって損傷を受けた網膜を回復させる発光ダイオードの研究をしている、ウィスコンシン医科大学のハリー・ウィーラン教授のウェブサイトではLED光の治癒効果に関するデーターが掲載されており非常に興味深い。以下にその翻訳文を紹介する。


ウィーラン博士はこの療法を、化学療法がもたらすいくつかの深刻な副作用を治療するためにも使っている。




■ LED光による怪我の治癒効果

強力なLED光は、動物実験において怪我の治癒を促すことが観察されている。従って現在ウィスコンシン医科大学においてはヒトへの効果について検証を行っている。ここで使用しているLEDはNASAが宇宙空間での植物の成長を即す目的で製作したものである。


ハリー・ウィーラン教授はウィスコンシン医科大学において高圧療法、小児科学、神経学教授の教授をつとめているが、マウスの糖尿病による皮膚の潰瘍、損傷が、実験室のLED光に晒すと、通常よりも早く回復することがわかった。実験室で行われた研究ではLED光がヒトの筋肉や皮膚の細胞が通常の5倍の速さで成長することを確認した。この研究は大学のMACC財団研究施設において行われた。


多くの怪我においては、自然に回復する過程に人間が介入する必要はない、しかしテクノロジーが回復の遅い問題のある怪我への答えとなるかもしれない、と教授は言う。


米国食品医薬品局は、ウィーラン教授による何年にもわたる発光ダイオードの実験的治療による調査を承認した。NASAの資金援助による研究では糖尿病による皮膚の潰瘍、重症のヤケド、放射線や化学治療によるケガへの発光ダイオードの効果について調査する。この調査はウィスコンシンの小児病院と Froedtert病院で行われている。


LED光による治療は高酸素療法と比較、共同して研究されてきた。高酸素療法とは患者を高濃度の酸素をつめたチェンバーの中にいれ細胞の成長を促進させるものである。


このプロジェクトの最初の18ヶ月は、100人の被験者により行われた。被験者はヤケドや交通事故によるケガ、放射線によるヤケド、糖尿病による皮膚の潰瘍など血流や酸素の供給の減少により回復が進まないその他の傷害を持ったものたちである。


これとは別に、ウィーラン教授はガン治療のために化学療法や放射線治療の結果、口できる潰瘍のLED光の効果を調べてところ、通常よりも早かった。


くちの中の痛みのために固い食べ物を食べることができず、静脈注射により栄養を与えなければならない子供もいる、とマーゴリス氏は言う。彼は小児科学の教授、ガンの専門医でもあり共同してLED光の研究を共同でたずさわっている。口の中の痛みを防ぐことは患者の食事をしたり飲み物を飲むといったことにつながり、強いては患者の免疫もつよめることになる、と語る。


現在のところ、被験者で観察されていることと、実験室の培養細胞において観察されていることは、すべてひとつの結論に達する、とウィーラン教授は語る。 LEDによる近赤外光は、細胞内のエネルギーを高めるのにパーフェクトである。これはあなたは地球の中で病院にいても、潜水艦のなかにいても、火星に飛んでいくのに宇宙船の中にいても、このLEDは細胞のエネルギーをブースとし、治癒を早めるということを意味する


別の研究では、ウィーラン教授は20人以上の患者に従来の脳外科手術やレーザー手術の副作用をなくし治療するためにLED光による治療もおこなった。この研究は脳外科教授のメーヤー先生とともに行われ、手術で健康な組織を傷つけずに治療するのが難しい場所でガン細胞を殺す高い感光性をもつクスリの効果を高めるためにLEDが使用された。


発光ダイオードはNASAが宇宙で植物の成長をたかめるために政策された。LEDは植物に効果があるのと同様にヒトの細胞についても効果がある。宇宙では重力が存在しないことから、細胞は自然に成長することを妨げ、結果として成長が遅くなり、体を支える構造ができないという。宇宙飛行士の体においても退化した筋肉やケガは適切には回復しない。LEDは細胞の代謝を高めるシトクロムを刺激する。シトクロムは体内における電子伝達鎖系であり、糖分を体が動作を起こすときに必要なエネルギー変換する。


レーザー光も細胞の成長について同様の効果が見られる。しかしレーザー光をだす装置は重く、非効率的でコストも高い。また細胞の成長に理想的な波長を出さない。特別に設計された近赤外光LEDは、レーザーよりも長い波長の光を出すため体の組織の深い部分にまで達し、皮膚をきずつけることなく体内の23センチの深さにまで届くのである。LEDは安全んで軽く持ち運びにも便利だ。


LEDによる治療は米海軍の原子力潜水艦でもトレーニングで負傷した際の治療に使われるよう搭載されている。




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